おじいちゃんの遺作〜ストリンドベリィ〜

おじいちゃんの翻訳のうちの1冊を今日初めて読みました。
おじいちゃんの翻訳のうちの1冊を今日初めて読みました。

昨日の夜からおじいちゃんの定年後に辞書を書くという偉業に興奮して眠れず、おじいちゃんの翻訳した本を読みたくなった。

おじいちゃんの本はどれもお値段が高い。辞書は一番高くて33000円もする。

安い翻訳の本でも2000円くらいする。

全部揃えたい気分になったが、全部揃えたら結構な金額になる。

仕方ないのでうちにあるおじいちゃんの遺作を引っ張り出して読んでみた。

「ストリンドベリィ小作品」を読んでみた。

言葉が力強く、とても興奮した。

まるで生きてるかのような、物語の登場人物。そして、綺麗事ではない世界。

考えさせられるものがあった。

これがおじいちゃんの翻訳かぁ!!

と感動させられた。

まだ、三作中二作しか読んでいないのだが、ストリンドベリィが凄いのか、おじいちゃんの翻訳が凄いのか。

なかなか興奮して、一気に読めた。

私は「より強きもの」と「恋とパン」を読んだ。

「恋とパン」の迫力は凄かった。

どちらも結婚を題材にしているのだが、結婚は愛だけではどうにもならないのを痛感した。胸に残る結婚して破滅していく男の後味の悪さ。言葉の迫力が凄いなぁなんて思った。

一見穏やかに見えるおじいちゃんもストリンドベリィのように情熱的だったのだろうか?

おじいちゃんの通ってた東京大学もこの目で見てみたい。

北欧語を学ぶべきか、北欧語を学んでスェーデンへ一度は行ってみるべきか?と一瞬思う。

多分地味で難しい言語なのであろう。

英語も出来ないので多分無理なのだろう。

何も出来ない自分が悔しい。